世界の圧縮空気のイノベーションをリードする原動力は何でしょうか?

アトラスコプコが圧縮空気のイノベーションをリードしている理由は数多くありますが、そのそれぞれが企業理念を反映したものです。そうした理由のうち5つについて説明する前に、まず研究開発への取り組みを見てみましょう。
 

アトラスコプコでは、毎年何億ドルもの資金を研究開発に費やしています。実際、近い将来に研究開発費を$10億ドルの壁を破るまでに増額する予定です。

しかし、それは予算だけでなく、圧縮空気のイノベーションへの真剣な取り組みにもかかっています。アトラスコプコでは、毎日数百名もの専門家から成るチームがそれに専心しているのです。

お客様がこの文章をお読みになっている間も、アトラスコプコの従業員の誰かがコンプレッサの効率を上げる方法を考えています。新しいVSDSシリーズはエネルギー消費量削減の新基準を打ち立てましたが、そのことはもはや重要ではありません。結局のところ、先代の「効率チャンピオン」もアトラスコプコのVSD+シリーズでした。アトラスコプコのエンジニアにとって重要なのは次のアトラスコプコ製品が次代のチャンピオンになることであり、だからこそ彼らは発売後直ちに仕事に戻ったのです。

当然ながら、アトラスコプコによる圧縮空気のイノベーションはコンプレッサー自体に止まりません。これまでの数年間、アトラスコプコの専門家は下記を生み出しています。

• 省エネ構造の新型吸着式ドライヤ
• 無線アップデートを受信可能な史上初のコンプレッサーコントローラー
• リモートコントロールとリモートモニタリングの技術
• お客様が理想のコンプレッサーやその他の製品を選択できるツール

この種の作業は、アトラスコプコのグローバルイノベーションセンター12拠点と、全世界の多くの支社で日常的に実施されています。
 

では、アトラスコプコはなぜイノベーションを続け、新製品を生み出し、技術的の地平線を押し広げ続けているのでしょうか。理由は5つあります。

これが最も明白な理由です。アトラスコプコが行うことはすべて、結局のところ、可能な限りあらゆる方法でお客様の役に立つことを意味しています。つまり、お客様がコストを削減し、機器の操作を容易にし、操業信頼性を高め、政府の基準を満たすお手伝いをするということです。
 

最後に挙げた、政府規制の問題はますます重要性を増しています。環境規制や品質基準は、世界中の国で厳しくなっています。そしてアトラスコプコは、課されたあらゆる要求事項をお客様が確実に遵守できるようにしたいと考えています。

そもそも、アトラスコプコのイノベーションの多くは、お客様固有の問題や業界固有の問題に端を発しています。アトラスコプコは、お客様の真のパートナーでありたいと考えており、お客様が遭遇する問題に対する解決策を常に用意している（または発見する）よう努めています。

周知のとおり、空気の圧縮では大量のエネルギーが消費されるため、圧縮空気機器の製造業者は、可能な限りエネルギーを節約するという特別な責任を負っています。これは、圧縮空気機器のユーザーも同じです。
 

アトラスコプコでは、この責任を非常に真剣に受け止めています。地球は1つしかないので、環境に不可逆的なダメージを与えずに、地球上で生きていく方法を見つけなければなりません。

これこそが、アトラスコプコが高エネルギー効率のコンプレッサー、ドライヤー、発電機を設計した理由です。しかし、ハードウェアはエネルギー保存の方程式の一部にすぎません。

ユーザーが所有する機器を効率的に運用するのに役立つ機能やサービスと同様に、ソフトウェアも重要な役割を果たします。付言すれば、アトラスコプコは、お客様のエネルギー消費量節減のためにコンプレッサーの運用を可能な限り単純なものにしたいと考えているため、アトラスコプコの製品は運用が特に容易になっています。

100年以上にわたり業界をリードしてきたことは、アトラスコプコの大きな誇りです。また、その間を通じて、イノベーションが一番の特徴であったことも、誇りの源泉です。
 

そのため、企業目標の拡大や策定といったことを行うときは必ず、イノベーションをその一部として組み込むようにしています。

アトラスコプコは全世界にイノベーションセンターを設置し、最優秀の人材を採用して成功に必要なツールで武装させています。

こうした取り組みの成果が、他に類を見ないイノベーターとしての実績です。可変速駆動（VSD）コンプレッサーと、その業界への影響が好例です。

アトラスコプコは、こうした省エネコンプレッサーの第1世代を約30年前に開発しました。これは、当時は空気圧縮において一つの革命でした。史上初めて、コンプレッサーがいかなる時にでも必要な電力しか消費しない機械になったのです。
 

この第1世代は、ユーザーのエネルギー消費（およびコスト）を定速コンプレッサーと比較して最大30%削減しました。

それ以来、アトラスコプコはVSD+シリーズ、そして最近ではVSDSシリーズのイノベーションと開発を続けてきました。VSDSシリーズのエネルギー消費量節減幅は最大で60%以上に達します。空気圧縮に消費される電力量を考慮すると、これは途方もない違いを生み出します。

イノベーションは大変な仕事です。アトラスコプコには、レベルを引き上げ続けるという大きなプレッシャーがあります。
 

しかし、イノベーションはとても楽しめるものでもあります。アトラスコプコの従業員は、お客様の目標達成や成功に役立つ革新的な製品を開発したということを明確に知っており、それにひとかたならない満足を感じています。それこそが、挑戦を続ける原動力なのです。
 

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