直流および交流のオームの法則
直流のオームの法則とは
導体上の2点間を流れる電流は、その2点間の電圧に比例するというのがオームの法則です。比例定数として抵抗を導入すると、この関係を表すいつもの数式が得られます:U = R x Iここで、Iは導体を流れる電流(単位アンペア)、Vは導体上で測定される電圧(単位ボルト)、Rは導体の抵抗(単位オーム)です。より具体的には、この関係におけるRは電流に関係なく一定というのがオームの法則です。
交流のオームの法則(および自己誘導)とは
コイルを流れる交流電流により、電磁気フローが生じます。このフローは、電流と同じように大きさと方向が変わります。フローが変化すると、誘導の法則に従ってEMF(電磁場)がコイル内で発生します。このEMFは接続された極電圧と方向が逆になります。この現象は自己誘導と呼ばれます。交流電流ユニット内での自己誘導が一因となって、電流と電圧間の位相差と誘導電圧降下が生じます。交流電流に対するユニットの抵抗は、直流電流を用いた計算と測定よりも見かけ上は大きくなります。電流と電圧の位相差は角度φで表し、誘導抵抗(リアクタンスと呼ばれます)はXで表します。抵抗はRで表し、ユニットつまり導体の皮相抵抗はZで表します。
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