小型可変速コンプレッサの7つの利点

これまで、圧縮空気需要に合わせてモータ速度を調整する可変速駆動（VSD）が搭載されていたのは、大型の産業用コンプレッサだけでしたが、その優れた効率は、はるかに低いエネルギー消費につながる可能性があります。

これは、アトラスコプコの新型G 2-7 VSDシリーズの大型モデルにも当てはまります。実際、このシリーズのドライブは、20%以上のエネルギー節約をもたらします。 

しかし、定速ユニットの代わりに小型VSDコンプレッサを選択することで、効率だけではない多くの利点が得られます。その7つの利点を以下に示します。 

一言で言えば、VSDコンプレッサは優秀です。定速コンプレッサよりも高出力で、圧力が安定しています。さらに、アトラスコプコの特許取得済みスクリュエレメントにより、100%のデューティサイクルが可能です。作業場でよく使用されるピストンコンプレッサとは異なり、小型可変速スクリュコンプレッサでは冷却時間が不要なのです。言い換えれば、可変速コンプレッサは常に作動を続けることができます。これはお客様にとって大きなメリットです。G 2-7 VSDシリーズのコンプレッサは、作業を中断させません。従来のピストンコンプレッサであれば休ませなければならないときにも、作業を続けることができます。 

上記のように、この製品レンジ内の大型モデルは、VSD技術の利点を最大限活かすことができます。20%以上のエネルギー節約が可能です。しかし、革新的なコンポーネントを使用する小型ユニットでも、多くの定速（ピストン）モデルより効率的です。たとえば、特許取得済みのスクリュエレメントとG 2-7 VSDのIE3高効率モータにより、エネルギー使用量と運転コストは最小限に抑えられます。 

しかし、G 2-7 VSDシリーズのコンプレッサによるコスト節約は、高効率によるものだけではありません。このコンプレッサは、最先端技術を使用しているので耐久性が低いという誤解がありますが、実際は全くそのようなことはありません。実際、VSD技術は、ベアリングやベルトなどの重要なコンポーネントにあまり負担をかけません。つまり、通常は寿命が長くなり、保守の必要性が低くなるのです。 

整備作業が必要な場合も、作業は短時間で終わります。G 2-7 VSDコンプレッサの全モデルに、主要コンポーネントに簡単にアクセスできるパネルが付属しています。これにより、すぐに稼働状態に戻すことができます。 

エレメントとモータ付属ファンの回転数が低いため、G 2-7 VSDコンプレッサは非常に低騒音です。実際、家電製品なみの静音運転を実現しています。その結果、厳しい騒音排出規制を満たしており、従業員にリスクをもたらすことはありません。また、コンパクトなサイズも相まって、圧縮空気使用場所の近くに設置できます。これは、利用可能なスペースが限られている作業場などの小規模事業にとって非常に有益です。 

G 2-7 VSDコンプレッサの全モデルに、最先端のナノコントローラが付属しています。このコントローラは、コンプレッサの操作を容易にしつつ、効率と信頼性を最適化する驚異的な技術の結晶です。たとえば、スマートフォンやタブレットを使用して、コンプレッサの起動と停止ができます。通知とアラートを受信し、Gに関して必要な情報をすべて指先で確認できます。ナノコントローラには、高度な制御アルゴリズムと漏れ防止プログラムも付属しています。 

G 2-7 VSDは、お客様のニーズに合わせて調整可能なため、業務に最適な圧縮空気ソリューションを提供します。たとえば、極めて清浄度の高い空気が必要な場合は、一体型のドライヤとフィルタをお付けします。また、空気貯蔵が必要な場合は、タンクマウントバージョンを選択するだけで大丈夫です。圧縮空気の仕様に合わせて、各種サイズの圧力容器をご用意しています。

多くの小規模事業が事業規模の拡大を目指していますが、G 2-7 VSDシリーズのコンプレッサは、お客様の事業に合わせて拡張できます。将来の事業拡大を見越して大型の定速コンプレッサを用意するのでは、拡大実現までの間に多くのエネルギーを無駄にすることになってしまいます。しかし、小型可変速コンプレッサではそうではありません。また、ナノコントローラは、無線で安全に更新を受信できるため、最新のアルゴリズムやその他の進歩に乗り遅れることもありません。 

こうした理由から、アトラスコプコの小型可変速コンプレッサは、真のゲームチェンジャーです。何よりも、最適なスタータコンプレッサの決定が簡単にできます。アトラスコプコの新型G 2-7 VSDコンプレッサは、このように優れた製品であり、効率性、信頼性、静音性、使いやすさのいずれにおいても、将来を見据えた選択肢なのです。