Princes Gate Spring Water社(ウェールズ)、ZTオイルフリーエアコンプレッサを使って天然水製品の純度を向上しています。
Princes Gate Spring Water社の本社はウェールズにあります。同地にある瓶詰工場では、高品質のエアを供給し、天然水製品の純度を保証するため給油式コンプレッサ設備をZTオイルフリー機器に交換することで、電力消費を大きく節減するとともに、製造効率を向上しています。ペンブルクシャーのナーバースにある工場では、その土地の地形により天然濾過された、ミネラル分を豊富に含む湧き水を瓶詰めしています。製品の製造では常時、108 l/sの高品質圧縮空気(7 bar)を供給して、製造ラインの低圧エア用途のニーズに対応する必要があります。低圧エアを使用する用途としては、エアシリンダ、マニホールド、充填機、インクマシンなどがあり、これらすべてによって同社工場から年間5,500万本の天然水を出荷しています。
食品用圧縮空気基準への準拠
最適なオイルフリーエアの品質と製品純度
オイルフリーコンプレッサと、新しいAIRnet配管の導入を決定しましたが、これは最適な空気品質と製品純度の必要性によるものでした。アトラスコプコのプロセスエアは、空気清浄度に関するISO 8573-1(2001)規格に準拠するとともに、エアロゾル、蒸気、液体の3つの形態すべてのオイル汚染を測定するClass 0の業界規格の認証も取得しています。
オイルフリーエアの使用による製造環境の改善
Prince Gate社のコンプレッサの入れ換えは、100%オイルフリー保証のエアの必要性だけでなく、低騒音値という生産環境の改善と、オイルを含む凝縮物廃棄に伴う時間とコストの削減の必要性によるものでした。アトラスコプコのVSD(可変速駆動)コンプレッサの周波数変換器の統合機能により、要求される圧縮空気の変動に合わせて、ドライブモータの速度を正確に変えることができるため、最小限のエネルギーで最大35%のエネルギー消費コストの削減を実現しました。
このような生産ラインの改善による実際の効果により、Princes Gate社の経営陣は、同社の年間生産量を7,000万本に引き上げる計画を策定し、売上を大幅に拡大することが可能になりました。
アトラスコプコのコンプレッサは優れた効率を実現します。また、当社が必要とする信頼性が非常に高い100%オイルフリーの高品質乾燥空気を生成します。コンプレッサの設置も非常に的確に行われましたし、他の会社にもアトラスコプコの機器を迷わずお勧めします。