未来のオンサイト酸素生成
酸素(O2)の購入から生成への切り替えを検討されたことはありますか?ほとんどの場合、オンサイト生成は購入よりも優れたソリューションです。アトラスコプコの新しいOGP+酸素発生装置を導入することで、購入から生成への切り替えがいっそう容易になります。OGP+は、これまでにないメリットと革新的な機能を提供し、O2の単位量あたりの総コストにおいて2桁の削減を実現します。
オンサイト生成とガス購入の比較
OGP+は、以下のように、オンサイト酸素生成のメリットを全く新しいレベルに引き上げます。
1.コスト削減:オンサイト発生装置の導入により、酸素1立方メートルあたりのコストを削減できます。
OGP+の利点:OGP+はこの利点を拡大します。従来の発生装置に比べて全負荷時の効率が30%向上しているうえ、革新的な可変サイクルセーバー技術により、酸素需要量が低下した際に最大70%の省エネを実現します。
2.酸素純度:購入O2の純度は、ほとんどの用途で必要以上に高くなっています。オンサイト発生装置は、この高純度を優れたコスト効率で実現しますが、さらなる節約も可能です。最高純度の酸素を生成するには多くのエネルギーが必要ですが、オンサイト発生装置はお客様の用途に適した純度を設定できるため、運用コストを大幅に削減できます。
OGP+の利点:OGP+は、ボタンを押すだけで必要な純度を選択して設定できるため、オンサイトでの酸素生成が容易です。また、OGP+は空気の供給、酸素モニタリング、遮断を自動で行い、その性能と生成酸素の品質を保護します。
3.スペース:酸素ボンベを収納したり、大型の液体酸素タンクを設置したりするスペースは不要です。オンサイト発生装置は生産施設内でほとんど場所をとりません。
OGP+の利点:OGP+は特に小さな設置面積を特長としています。これは、インテリジェントな設計に加えてアルミ押し出し成形、クラス最高のゼオライトモレキュラーシーブ(ZMS)材の採用によって実現しました。
OGP+の導入により、サードパーティ製酸素ボンベの注文/管理や、液体酸素貯蔵タンクの使用に伴う物流や安全上の懸念からももちろん解放されます。
オンサイトガス生成の6つの利点
全負荷時の効率が30%向上
OGP+は、圧力スイング吸着技術の性能と効率を大幅に改善します。空気供給の最適化とクラス最高のZMS採用により、OGP+は従来の発生装置と比較して全負荷時の効率が30%向上しています。また、1 kgあたりの吸着量がきわめて多いため、OGP+は設置面積も小さくなっています。
OGP+は、圧力スイング吸着(PSA)と呼ばれる技術を採用し、ゼオライトモレキュラーシーブ(ZMS)材を充填した2つの独立した圧力容器で構成され、流入する空気の酸素を分離します。常時、1つの容器で酸素を生成し、もう1つで飽和したZMSを「再生」するシステムです。
圧力スイング吸着とその仕組みの詳細については、こちらの記事またはこのビデオをご覧ください。
可変サイクルセーバーで、さらに70%のエネルギーを節約
発生装置の能力
空気供給&エネルギーの節約
発生装置の能力をVCSで最適化
酸素需要量
酸素発生装置は、常にその最大生成量を使用する必要があるとは限りません。OGP+の可変サイクルセーバー(VCS)は、需要量が少ないときや、低温時にエネルギーの無駄をなくすことで、最大70%のエネルギー節約を実現します。
- 低負荷時:酸素の需要が少ない場合、VCSはPSAサイクルを最適化して発生装置の生成量を下げ、より少ない酸素を生成するために必要な空気だけを供給します。
- 全負荷時:この発生装置は、高温下の全負荷時に信頼性の高い生成を行うよう設計されています(該当する場合)。このような状況下では、VCSは不要です。
- 季節的な効率性:低温下の前負荷時は、酸素発生装置がより効率的に動作し、その生成量を増加させます。この場合、OGP+のVCSが効果を発揮し、空気供給とエネルギーのコストを削減します。
先進的な機能と卓越したメリット
OGP+は、クラス最高の性能を実現するよう設計、製造されています。
- O2センサ、デジタル流量計、圧力レギュレータを標準装備したオールインワン。
- プラグアンドプレイの設置を可能にする自動起動。
- 大型の高解像度カラータッチスクリーンを備えた先進のコントローラにより、酸素純度を容易に選択できます。また、純度に関する警告機能や卓越した接続機能も搭載されています。
- 空気の供給、酸素モニタリング、遮断。