可変速駆動と固定速度の比較
その名前が示すとおり、固定速度のエアコンプレッサは、稼働中は常に同じ速度で動作します。設計上、たとえ空気需要が最大値未満であっても、圧縮空気の最大需要を満たすのに必要な電力量を常に消費します。モータの速度が変化しないため、空気需要が変化するたびに空気入口弁が調整されて、吐出する空気が増減します。
これに対し、可変速駆動(VSD)エアコンプレッサは最低速度と最高速度の範囲内のいずれの速度でも動作可能で、速度を自動的に調整して、空気需要に合った圧縮空気をリアルタイムに生成することができます。そのため、空気需要が増えるとモータ速度が上がり、需要が減るとモータ速度が下がります。この機能では、コンプレッサがオンのときに常に最大需要速度で稼働する必要がないため、エネルギーを節約することができます。VSDは車にたとえると、道路状況や交通量、急ぎの度合いによって速度を変えられるアクセルのようなものです。
VSDの強み
VSD技術
省エネはどこから生まれるのでしょうか?
- 空気需要が、作業ごとに大幅に変動する
- 空気需要がシフト、毎週末、季節によって異なる
- 製造工程で、運転圧力に対して厳しい許容範囲が必要である
- 空気需要が、作業ごとに大幅に変動する
- 空気需要がシフト、毎週末、季節によって異なる
- 製造工程で、運転圧力に対して厳しい許容範囲が必要である
- 圧縮空気の需要がほとんど変動しない
- 初期投資が重要な考慮事項である
- 圧縮空気の需要がほとんど変動しない
- 初期投資が重要な考慮事項である
VSDコンプレッサと固定速度コンプレッサの併用について
最も効率的な圧縮空気のソリューションとして、1台以上の固定速度コンプレッサをベースロード機とし、これに、需要の変化に合わせて「トリム」するためのVSDコンプレッサ1台を組み合わせる場合があります。また、1台の大型コンプレッサではなく複数の小型コンプレッサを装備したシステムは冗長性を備えているため、1台のコンプレッサがサービスまたは修理のためにオフライン状態になっても、設備の一部を稼働状態で維持することができます。
エネルギーのインセンティブ
圧縮空気システムの最適な設計には、御社の工程、設備、および投資プロジェクトへのアプローチに関する具体的なニーズが反映されます。可変速駆動が御社のニーズにどのように対応できるかの詳細については、空気システムの専門家にお問い合わせください。