2023/06/02
食品、飲料、製薬業界
生産工程で圧縮空気を使用し、圧縮空気が製品と接触する場合には、100%オイルフリーエア(クラス0)の使用が絶対条件です。多くの用途では、圧縮空気は製品と直接接触しないため、オイルインジェクションエアを使用できます。偶発的に圧縮空気が製品に接触するおそれがある場合には、食品に関する安全規制を順守し、NSF登録済みのコンプレッサオイルを使用することが正しい選択です。
Roto食品等級合成オイル
食品等級認証取得済みの潤滑剤は、重要な資産を保護し、強化するよう設計されています。他のアトラスコプコ純正潤滑剤も同様に、最も効率のよい形で摩耗、腐食、酸化、摩擦を防ぐとともに、熱を逃がし、放散します。食品、飲料、製薬の製造環境で汚染リスクを排除する唯一かつ確実な方法は、可能な限りNSF認証取得済みのH1潤滑剤を使うことです。
製品の汚染リスクを回避
アトラスコプコの食品等級潤滑剤は、NSF Internationalの認証を受けています。認証取得済みのH1化合物は、10 ppmまでの食品製品との偶発的で技術的に避けられない接触がある環境に適しています。食品および飲料を取り扱う施設では、NSF H1登録済みの潤滑剤を使用すると、汚染の可能性を排除できます。食品飲料用途やその周辺の有害物質は、公衆衛生に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、高品質のH1潤滑剤製品を選択すれば、常に製品品質を保護し、製造および物流プロセス全体での汚染リスクを最小限に抑え、ライフサイクル全体を通じて機器の寿命と性能を確保できます。
お使いの機械に選択すべき食品等級オイル
Roto食品等級合成オイルは、交換間隔4,000時間(または1年)のオイルで、負荷が軽く、標準的な運転条件で稼働するコンプレッサに適しています。これよりも過酷な条件では、Roto食品等級合成オイルの寿命は2,000時間(または1年)になります。
一方、Roto Ultra食品等級合成オイルは、比較的過酷な条件や極めて過酷な条件で稼働するコンプレッサに最適です。寿命は4,000時間または2年で、過酷な条件でも保証されています。極めて過酷な運転条件では、寿命が3,000時間まで短縮されます。この潤滑剤は、始動/停止が頻繁に発生する、または換気の悪いコンプレッサ室など、標準外の運転条件で稼働する機器にも選択すべきです。