Saint-Gobain Ceramic Materials社はZTオイルフリーコンプレッサとAIRnetを採用
Saint-Gobain Ceramic Materials社(中国牡丹江市)は、主に緑色炭化ケイ素研削材を製造しています。2009年、アトラスコプコのAIRnet®モジュラー式配管システムを導入し、必要に応じて工場の配置換えが簡単にできるようになりました。
同時にZTシリーズオイルフリースクリュコンプレッサも導入され、圧縮空気のオイル含有量を測るISO 8573-1 “0”の認証を取得しました。アトラスコプコは今では、Saint-Gobain Groupの戦略的グローバルサプライヤーとなっています。
Saint-Gobain Ceramic Materials Co., Ltd.は黒竜江省の牡丹江市にあります。2009年、太陽電池産業が活況を呈して炭化ケイ素に対する需要が急増したことで生産能力が拡大しました。
当社はワールドクラスの2大エアコンプレッササプライヤーの1つ、アトラスコプコを選びました。製品の品質、マーケットシェアといった複数の要因のほかに、業界における評判を参考に決定しました。
AIRnetモジュラーシステムが最大限の柔軟性を実現
Saint-Gobain社の工場では、頻繁に配置換えが必要となります。アトラスコプコのAIRnet®配管システムにはモジュール式設計が採用されているので、配置換えを簡単に行えます。工場の配置換えに応じて、各コンポーネントを繰り返し取り外したり、取り付けることができます。コンポーネントは耐久性が高い上に、軽量な、粉体塗装アルミニウム製チューブです。簡単で低コストの据え付けを実現するためにフィッティング設計を採用しています。AIRnet®システムの導入により、圧力損失がなく、高品質の空気をコンプレッサからプロセス内のどこにでも送ることができます。
ZTオイルフリーエアコンプレッサは厳しい空気品質条件を満たします
炭化ケイ素製造工程では原材料の多くが粉体であるため、圧縮空気の含水量や含油量には非常に厳しい要件が課せられます。ZTシリーズオイルフリースクリュコンプレッサは最新のISO 8573-1 "0"規格の認証を取得し、厳しい測定および試験を通過してTÜVの適合認証も取得しました。また、ZTシリーズコンプレッサには2段階の圧縮システムが採用されており、エネルギー消費を最小限に抑えます。
信頼関係
「牡丹江プロジェクトで協働して以来、Saint-Gobain社にはアトラスコプコがご提供する技術、製品およびサービスを深く理解していただき、うれしく思っています」と、アトラスコプコのAIRnet製品スペシャリスト、ケヴィン・ウー氏は言います。「2社間には、すばらしい信頼関係と協力関係が築かれました。」