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圧縮空気のグリーンプロダクト化への10ステップ

空圧式輸送プロセスについて知っておくべきこと

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自動車メーカー A社様

既設設備の老朽化と定速機の無駄なアンロードによる電力消費にお困りだったお客様、年間650万円の省エネ効果が見込めるソリューションとは・・

採用コンプレッサ: オイルフリーインバータコンプレッサ ZR700VSD 

お客様は、ターボコンプレッサ1台、定速コンンプレッサ4台をお使いでしたが、既存設備の老朽化と、容量調整を定速機でおこなうことで生じる無駄なアンロード電力消費にお困りでした。

まずは、最適なコンプレッサの選定、省エネ効果測定のため、現在お使いの5台のコンプレッサに対し、省エネ診断を実施しました。

 

現在お使いの定速機(ロード・アンロード機)が工場でご使用されている圧縮空気の容量調整に対応するためにロード・アンロードを繰り返している点が見受けられました。

 

アンロードをしている時間は空気を圧縮せず、圧縮空気を吐出していない状態にもかかわらず電力を消費しています。このアンロード時間を削減するために、モータ速度を自動的に調整し、空気需要に合った速度で稼働するインバータ・コンプレッサ(VSDシリーズ)をご提案しました。

 

省エネ診断の電力シミュレーションの結果、工場でご使用されている圧縮空気の容量調整をインバータ機でおこなうと、ロード・アンロードではなく回転数制御によって容量調整をし、アンロードしている時間を大幅に削減する結果が出ました。

またインバータ機による一定圧制御が可能となり供給圧縮空気圧力の安定をはかることができます。

 

省エネ診断シミュレーション JA

省エネ診断により、コンプレッサを更新し、インバータ機を導入することで、年間約650万円 (7.2%) の省エネ効果が見込めるシミュレーション結果がでました。

ご検討の結果、アトラスコプコの700kW の水冷式 オイルフリーインバータコンプレッサ ZR700VSDの採用が決定しました。

 

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アトラスコプコの省エネ診断は、 コンプレッサのの電流値を測定することによりコンプレッサの運転状況を把握できます。測定方法は、測定装置をコンプレッサ電源にクランプするだけで、短時間で設定ができます。測定したデータはPCで取り込み、データ解析ソフトにて運転状況を解析します。