空気および窒素ブースタの長所5点
高圧の空気または窒素が必要な生産には、圧縮空気ブースタの購入が賢明な選択です。この特殊なタイプのコンプレッサは、低圧の空気または窒素を吸入し、最大1,000 barまで加圧します。実際に、標準的なエアコンプレッサとブースタの組み合わせは、高圧の空気やガスの用途の最も柔軟でコスト効率の高いソリューションです。ただし、どんな空気ブースタや窒素ブースタでもそうした長所を備えているということではありません。
ほとんどの産業機器と同様に、重要なのは品質です。そして適切なブースタは、高圧の空気や窒素の生成に加えて、エネルギーやコストの節約と多くの付加価値を提供します。
お客様の高圧用途に最適な窒素ブースタやエアブースタを確実に選択するには、次の5つの基準を使用します。
1.コスト
産業機器に関係する投資判断を行う際はいつでもコストが問題になります。エアブースタの場合、製品の導入価格がそれほど重要ではないことにご注意ください。それは総所有コストのごく一部に過ぎないのです。圧縮空気と圧縮窒素の生成の予算の大部分を占めるのはエネルギー消費です。投資コストの削減を実現するには、必要馬力の小さい小型のエアブースタや窒素ブースタを選ぶようにします。必要投資額が小さく、エネルギー消費を削減できます。
2. 効率性
エネルギー消費について:圧縮空気/窒素ブースタにかかる費用の大部分が、ブースタが消費する電力の料金です。このコストは高額で、お客様の環境フットプリントにも影響します。つまり、エネルギー節約が鍵なのです。アトラスコプコLB 40にIE3モータなどの高効率部品が採用されているのはそのためなのです。
見過ごされがちな要因の1つとして、ピストンコンプレッサの段数があります。段数が多いほど、コンプレッサのエネルギー消費量が大きくなります。また、投資コストとサービスコストも高くなります。そこからすると、LB 40のような単段モデルはコスト効率の高い選択肢です。さらに、アトラスコプコの300 barブースタは、ピストン性能を最大限に高めつつ、段数を最小限に抑えています。
3. 連続使用
4. 信頼性
信頼性は、操業チェーンの重要部分を構成する機器にとって不可欠な性能です。結局のところ、ブースタのダウンタイムは生産停止を意味し、収益の損失に相当します。そのため、お客様はお使いのエア/窒素ブースタが信頼できるか常に確認する必要があります。コンプレッサの信頼性はどのようにしたら確認できるでしょうか。フードの下をご覧ください。信頼性の高いブースタは、頑丈で高品質のコンポーネント(ポンプ、モータ、バルブ、ローラーベアリング、コネクティングロッドなど)と堅牢な設計が特徴です。
5.静音動作
コンプレッサ室にブースタをセットアップした場合、高価な高圧パイプに多額の費用がかかります。この配管のコストは、しばしばブースタそのもののコストよりも多額です。つまり、設置場所が使用場所に近ければ近いほど、節約額が大きくなるのです。ブースタの多くは騒音と振動が大きすぎて、製造現場には設置できません。設置の柔軟性とコスト削減のためには、低騒音排出が重要な要件なのです。
アトラスコプコのエア/窒素ブースタは、使用場所での運用を可能にする低騒音で定評があります。LB 300シリーズの場合、キャノピが付属しているうえ、最適なバランス調整とパルセーションダンパの使用により、コアから静音化されています。
圧縮空気システムのモニタリング
ご覧のとおり、適切なエアブースタは、信頼性の高い強力な高圧空気または高圧窒素の排気を提供する効率的な機械です。高度な制御技術と接続技術により、こうした利点を最大限に活用できます。ブースタの操作が簡単になり、運用状況の監視はリモートでできます。また、こうした技術により、性能と省エネを最適化するための関連情報と洞察も得られます。