グループの目標
アトラスコプコグループは、より良い明日を作るソリューションに貢献することをコミットしています。これは、長期的な視点でイノベーションを起こし、お客様が社会を前進させることができるよう支援を行うことを意味します。これは、私たちの事業や製品による環境への影響を最小限に抑えること、そして従業員の安全と健康を確保し、会社が無駄なく効率的に業務を遂行することを意味します。また、バリューチェーン全体で違法行為に対する断固とした措置を取り、最高の倫理基準に従って行動することも私たちの使命です。
すべてのステークホルダーに持続的な価値を提供するために、当社は、以下の分野の持続可能性にフォーカスしています。その分野とは、製品とサービス、人、安全とウェルビーイング、倫理、気候、そして環境です。収益性や成長と同様に、これらが長期的な成功を達成するために必要であると当社は考えています。これらの分野で設定された目標に関連する進捗状況は、経営幹部および従業員に対する変動報酬の指標の一部になっています。
持続的成長のためのアトラスコプコグループの重点目標
財務目標
- ビジネスサイクル全体で測定される収益成長率は8%であること。
- 卓越したオペレーションを絶えず追求して成長を生み出すことにより、高い使用資本利益率を維持すること。
- 株主配当としての利益は約50%であること。
人材目標
- 2030年までに女性従業員を30%に
- アトラスコプコグループの従業員が、会社への帰属意識を感じているということに同意していること 。従業員満足度調査サプライヤーが提供するグローバルのべンチマークを上回り、かつ継続的に増加していること。
- アトラスコプコグループの従業員が、尊重、公正、オープンな職場文化を持っているということに同意していること。従業員満足度調査サプライヤーが提供するグローバルのベンチマークを上回り、かつ継続的に増加していること。
- アトラスコプコグループの従業員が、学び、成長する機会があるということに同意していること。従業員満足度調査サプライヤーが提供するグローバルのベンチマークを上回り、かつ継続的に増加していること。
倫理目標
- 従業員100%が、グループの行動規範に関するコンプライアンス声明に毎年署名すること
- 新入社員100%が、入社後12ヵ月以内にグループ倫理トレーニングに参加すること
- 従業員100%が、2023年から隔年でグループ倫理トレーニングに参加すること
- 主要サプライヤ100%が、グループの行動規範への準拠を確認すること
- 主要代理店100%が、グループの行動規範への準拠を確認すること
安全とウェルビーイングの目標
- アトラスコプコグループの従業員が、従業員のウェルビーイングに関心を持っているということに同意すること。従業員満足度調査による評価が継続的に上昇すること。
- バランスのとれた安全ピラミッド、それは、ニアミスよりも危険予知の報告が多く、軽傷よりもニアミスの報告が多く、記録可能な傷害と比較して軽傷の報告が多い、または同等であること。
気候と環境の目標
- 地球の気温上昇を最大1.5度に保つために、2019年のベースラインと比較して2030年までにスコープ1&2からのCO2e*排出量(トン)を-46%にする。
- 地球の気温上昇を2度未満に保つために、2019年のベースラインと比較して2030年までにスコープ3からのCO2e*排出量(トン)を-28%にする。
- 承認された環境管理システムを使用した重要な直接サプライヤーの割合が継続的に増加している。
- 売上原価に対する対前年比の水消費量を継続的に削減する。
- 2030年までに、社内業務からの廃棄物を100%再利用、リサイクル、または回収する。
製品とサービスの目標
- 新製品および再設計製品のプロジェクトの100%が、炭素への影響を低減するという目標を設定する。
- アトラスコプコグループは、2024年までに、新製品または再設計製品の循環性を評価するためのグループ共通方法論を採用します。
*CO2とは二酸化炭素を指し、CO2eはCO2などの温室効果ガスを含む「二酸化炭素換算値」を表します。換算とは、あるガスが二酸化炭素に対して、どれだけ地球温暖化に寄与しているかを示す指標です。