一方向からのマルチマテリアル接合
自動車の車体設計は、CO2排出量の削減や衝突安全性能を向上させるために、ますます高度化しており、製造プロセスが複雑化しています。また、ハイテン鋼、アルミ、ダイカスト材、マグネシウム、カーボン、プラスチックなど、強度特性が異なる複数の素材を接合する技術が求められる一方で、製造工程における限定されたアクセス性やサイクルタイムの短縮は解決すべき課題になっています。
FDFはこれらの課題に応える技術で、穴あけと接合エレメントとしての両方の機能を持つファスナーを使用して、一方向からのアクセスによりマルチマテリアル接合を実現します。ファスナーを高速かつ高圧で回転し、素材を加熱します。これにより、ファスナーが板組を貫通し、同じプロセスでねじ山を形成する、効率的で汎用性の高い接合技術です。当社の高品質システムソリューションK-Flowシステムは、厳しい条件下の製造環境において高精度な生産を可能にします。
FDFプロセス
当社は、自社のジョイントアナリスト・プロセスエクスパートが持つ豊富なノウハウをもとに、お客様それぞれの条件と素材の組合せに応じた理想的なプロセスパラメータを設定します。