最新型ジョイントシミュレーションベンチとは?
アトラスコプコの最新型ジョイントシミュレータベンチ、STbench をご紹介します。
ジョイントシミュレータベンチにより、ツールの迅速かつ正確な検定を行うことができます。過去の記事で、オンラインまたは工具室でツールを検定することのメリット/デメリットについて説明しましたが、アトラスコプコのSTbenchのようなジョイントシミュレータベンチは、どちらのパターンにおいてもご利用いただけます。
STbenchの動作及び、ツールを迅速かつ正確に検定できる仕組みを理解することは重要です。
他に類を見ないマルチタスクベンチ
ジョイントシミュレータベンチの背景にあるコンセプトは、お客様が操作画面から最適なジョイントレートを選択する際に、簡単にさまざまなジョイントレートを再現できるということです。
これにより、製造中の製品上のジョイントを使用することなく、通常の稼働状態でツールを検定することができます。
アトラスコプコのSTbenchは、油圧ブレーキシステムを使用してジョイントの再現を行います。このシステムはSTbench内の制御回路によりリアルタイムで制御され、締付中の完全なジョイントシミュレーションを実現します。STbenchシステムは油圧式のため、新しい測定を始める際にも時間がかかることはありません。
制御回路はブレーキの効き度合いを制御し、1回の締付けが完了した後は即座に次の計測開始の準備を行います。各締付の最後にテストジョイントを緩める必要がないため、迅速な試験が可能です。
検定作業は生産ライン上にSTbenchを移動して実施することができるため、ツールを取り外したり予備と交換したりする無駄な時間が省けます。これにより、お客様がツールの検定に費やす時間を削減することができます。
STbenchの特徴
STbenchの特徴はこれだけではありません。3つの大きな特徴は次の通りです。
- STbenchは、STpadやSTpalmと同じソフトウェアを共有するため、お客様が行うさまざまな検査方式に対応できます。
- STbenchは(STpad同様)、弊社のPower Focus 4000、Power Focus 6000、Power Macsと通信し、ツールの表示値をSTbenchの計測値とを比較して、ツールを校正することができます。
- STbenchをSTpad及びドッキングステーション仕様にてご購入いただくと、アクセスが制限される場所でもSTpadを取外して計測に使用することができます。
弊社のジョイントシミュレータベンチに関する詳細については STbench page をご覧ください。
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