オイルパルスツールは製造現場で一般的に使用されている工具の一つです。パルスツールは、高トルクでも怪我のリスクなしに作業者が片手で持てる低反力ツールとして、低反力を条件とする数多くの現場のニーズを満たしています。
目前にある課題
パルスツールを使用するお客様にとって最大の課題はツールのメンテナンスです。パルスツールの油圧オイルは頻繁に交換する必要がありますが、その手順は簡単でない場合が少なくありません。ツールの使用を停止する必要があるのでダウンタイムが発生しますし、メンテナンスを円滑に実行するために技術者の予定を組む必要があります。メンテナンス時にツールを分解するとするオイルの匂いも問題の一つです。
このようなメンテナンスは、パルスツールが市場で販売されるようになってから現在に至るまで不可欠となっています。
PTIパルスツールの紹介
PTIパルスツールは、メンテナンスの頻度を減らすことができるという革新的な特徴を持っています。ツールのパルスユニットに搭載された革新的な特許技術により、油圧オイルが長持ちし、オイル交換の間隔が大幅に長くなります。実際、PTIでは、オイル交換の間隔が前世代のパルスツールよりも最大で5倍も長くなります。
耐久性が高まったことで、以前はパルスツールでは対応できなかった用途でもPTIを使用できるようになりました。取り付けた後、ボルトを完全に締めるために数多く回転させなければならないソフトジョイントは、常にパルスツールにとっての課題でした。ソフトジョイントは、ボルトを取り付けた後にツールが何度も脈打つ原因となり、その結果、予定より早くメンテナンスを行わなければならなくなります。
PTIパルスツールは、ソフトジョイントで利用すると、ハードジョイントより早めにメンテナンスしなければならなくなりますが、パルスユニットの耐久性が高まったことで、これらの用途の一部では、オイル交換の間隔が許容できるものになります。これにより、ツールを使用できる用途の種類が増えます。
アトラスコプコのPTIパルスツールの詳細について、またはお客様の施設でのテストの手配については、弊社までお問い合わせください。