ポータブル機器は、周囲温度が高く要求の厳しい環境で動作するように設計されています。それでも、夏場の気温や湿度、ほこりのレベルの上昇により問題が起こる場合があります。こちらでは、発電機を最良の状態で稼働させるために、注意事項をいくつかご説明いたします。
1. 燃料フィルタの状態の確認
燃料フィルタを交換し、燃料水セパレータを排水しましたか。高温多湿の環境では、燃料システム内に結露が発生します。この水分が発電機の性能に影響を与え、燃料システムの故障につながります。
2. エアフィルタの検査
3. 適切なエンジンオイルの使用
高温になるとオイルの粘度が低下し、場合によってはオイルの劣化が早まり、潤滑不良の原因となり故障につながります。高温に対応できる適切な性能のオイルを使用してください。
4. エンジンベルトの点検
5. エンジンクーラントのレベルの点検
建設および産業機器の夏季故障の多くは冷却システムに関係しています。暑い時期にエンジンを冷やし続ける際は、クーラントの液面と状態を定期的にチェックしてください。少量の水やその他のクーラントでも、冷却性能に大きな影響を与え、システム内で障害が発生する可能性があります。
6. 排気マニホールドおよびマフラの潜在的な危険の防止
7. バッテリの点検による起動不良の防止
高温になると電解液の蒸発が速くなり、化学物質の減りが加速し、バッテリの故障を引き起こす可能性があります。そのため、電解液のレベルを点検し、時間をかけてバッテリ端子を点検してください。バッテリ端子の清掃や締め直しが必要になる場合があります。
8. エンジンとオルタネータの振動ダンパを良好な状態に保持
9. 最高の冷却性能とエンジン性能を維持
10. ほこり、砂、高温からオルタネータを保護
11. ホースの漏れやこぼれの防止
ゴムホースには寿命があります。寿命に達すると材料の状態は、特に非常に高温では、急速に劣化します。その結果、ホースが漏れたり、破裂したりする可能性があります。故障を防ぐためには、ホースの目視点検を綿密に行い、必要に応じて交換してください。