2021/04/20
建設グループAVAX Sa社は、注目を集めているギリシャとブルガリア間のガス接続(ICGB)建設プロジェクトで使用するため、アトラスコプコのHiLight H5+ライトタワーを選択しました。この低燃費ライトタワーは、作業員の視認性を確保し、昼夜を問わず効率的に作業を継続するための優れた光度を備えています。
ICGB天然ガスパイプラインは全長182 kmに及び、完成するとギリシャのコモティニにあるギリシャ国営ガスシステムとブルガリアのスタラザゴラにあるブルガリア国営ガスシステムが繋がることになります。このプロジェクトは、欧州におけるガスの単一市場の確立を目指すガス導管事業者欧州ネットワーク(ENTSOG)が策定した、最終的な10年開発計画(TYNDP)の一環です。
この双方向パイプラインは2020年末に開通する予定で、当初のガス量は年間30億立方メートルになる見込みです。アゼルバイジャンのシャーデニズ2コンデンセート・ガス田で産出したガスは、このパイプラインを経由してブルガリアに供給される予定です。
優れた信頼性と燃料効率を実現
Avax SA社は、自然光のレベルに関係なく建設作業を行うために、目的に合わせて簡単に操作可能で、信頼性が高く堅牢な照明装置を必要としていました。また、効率的な運用を行えるように、照明機器は低燃費である必要がありました。
このライトタワーには毎日8時間以上の稼働が求められていましたが、トンネル内などで工事を行う場合には、最長4日間の連続稼働も必要でした。慎重に検討した結果、Avax Sa社は、10基のHiLight H5+タワーをこの大規模建設プロジェクトのために選択しました。ライトタワーは2020年2月初旬に納入され、すぐに運用が始まりました。
このプロジェクトを効率的に完了させることがAvax SA社の最優先事項であり、このライトタワーの低燃費性能が選択の決め手となりました。HiLight H5+ LEDライトタワーは、1回の給油で260時間の稼働が可能であり、燃料消費量は1時間あたり0.5リットル未満です。
アトラスコプコの動力・フロー部門
模範例
HiLight H5+の設計には、暗所を最小限に抑えながら実用的な光の範囲を最大化する指向性光学レンズが含まれています。1基のライトタワーに4つのLED投光器を備え、それぞれが350 Wの光を投射するHiLight H5+は、最大5,000 m2の面積を照らすことができ、平均の明るさは20ルクスです。LEDランプは照度を低下させず高い耐久性を実現し、寿命は50,000時間以上です。
「HiLight H5+ライトタワーを発注したのは、以前にも使用したことがあり、使い勝手が良く、光量が優れていることを知っていたからです。低燃費でメンテナンスの手間が少ないため、燃料節約、ダウンタイム軽減により生産性が向上します。もう一つの理由は、HiLight H5+ライトタワーは他社製品と比較して、夜間稼働時の光度が素晴らしく、クリアであることです。
Avax SA社、プラント部門
さらに、このライトタワーは移動式のため、輸送も簡単です。このモデルはコンパクトサイズなので、標準的な13 mトラックで10基のライトタワーを輸送し、現場の必要な場所に簡単に設置することができます。
HiLightシリーズには10種類のライトタワーモデルがあり、用途に合ったライトタワーを見つけられるように幅広い選択肢をご用意しています。
「アトラスコプコは、効率性と安全性のあらゆる側面に対応しながら、柔軟で豊富な照明オプションを揃えています」とコスタス・バカスは続けます。「Avax SA社は、HiLight H5+タワーを選択したことで、画一的なソリューションで妥協する必要がなくなりました。また、アトラスコプコの製品は堅牢な製造品質とコンパクトなサイズが世界的に認められているので建設会社も安心できます」