コンパクトにまとめられたアトラスコプコの新しいZenergiZeエネルギー貯蔵システムがクリーンで静かなパワーを供給
2020/09/08
アトラスコプコは、新しいリチウムイオンエネルギー貯蔵システム、ZenergiZeを発売しました。このシステムはスタンドアロンソリューションとして使用したり、発電機と組み合わせてハイブリッドパワーソリューションを構成したりすることが可能です。ZenergiZeはCO2排出ゼロ、騒音ゼロを実現し、実質的にメンテナンスが不要なため、お客様は所有コスト削減のメリットを享受しながら、環境への影響を最小限に抑えることができます。アトラスコプコはこうしたコンセプトに基づいて市場ニーズに対応する、初めてのグローバルな発電機メーカーです。
設置面積がわずか1.4 m2のZenergiZeシリーズは、フロアスペースが限られている用途に最適です。高密度リチウムイオンバッテリの採用により、従来のスタンドアロン発電機に比べて70%も軽量、小型で、専用機器なしで輸送が可能です。ハイブリッドモードでは、発電機との併用時に発電機が最高出力に達するのを補助することで、スマートな負荷管理を実現します。これにより、発電機の性能を最適化してその寿命を延長し、発電機のサイズを40%小さくすることを可能にします。
さらに使いやすさを向上させて総所有コスト(TCO)を抑えるために、ZenergiZe貯蔵システムは実質的なメンテナンスを不要にしました。また、リチウムイオン技術により、通常条件下で150%の過負荷性能を持ちながら、4万運転時間の寿命を確保しています。ZenergiZeユニットは低負荷用途において、充電なしで12時間以上にわたり、必要な電力の供給が可能です。単純な充電プロセスに要する時間はわずか1.5時間です。リチウムイオン技術により、発電機、電力供給網、再生可能エネルギーなど各種エネルギー源からの充電が可能です。さらに、ZenergiZeユニットは他の技術よりも幅広い範囲の使用可能エネルギーを供給し、-20℃~50℃の周囲温度で性能を維持できます。
アトラスコプコはイノベーションを推進し、最終的にお客様に持続可能な価値を提供することを目指しています。市場はよりクリーンなエネルギーや電源を求めており、電化は産業機械の重要な技術トレンドになっています。リチウムバッテリ技術の進歩により、当社はお客様が必要とする信頼性の高い製品を提供できるようになりました。
アトラスコプコの動力・フロー部門