コンプレッサ改修時に臨時エアソリューションにより不足分を供給

2018/12/05

Dr. Willmar Schwabe GmbH & Co、臨時ソリューションをレンタル

カールスルーエのDr. Willmar Schwabe GmbH & Co. KGは、臨時の圧縮空気設備が必要となり、アトラスコプコレンタルに連絡しました。この世界的な大手製薬メーカーは既存の圧縮空気システムの能力増強が必要となっており、さらに、生産数の増加とこれに関連した生産施設の追加に伴って改修と最適化を実施していました。アトラスコプコレンタルは、プロジェクト期間中の不足分を供給するため、臨時のエアソリューションを提供しました。

Dr. Willmar Schwabe GmbH & Co工場での臨時圧縮空気ソリューションによるピークシェービングとメンテナンス

Dr. Willmar Schwabe GmbH & Co工場での臨時圧縮空気ソリューションによるピークシェービングとメンテナンス

従来のコンプレッサとドライヤユニットを、大型の新しいアトラスコプコ製品に入れ替えるプロセスで、約4週間にわたって臨時の設備で圧縮空気を供給しました。

圧縮空気は簡単な制御と運転作業のほか、生産工程の複雑な作業にも利用されます。

作業中、圧縮空気は製品に直接、または間接的に接触します。重要な用途で求められる高品質の空気を供給するには、オイルフリーの空気が不可欠です。アトラスコプコレンタルは、電動のオイルフリーコンプレッサ(ZT 145、運転圧力最大10 bar、供給容量最大20.1 m³/min)を、圧力下露点の連続測定機能と2段式フィルタ(DD+/PD+)を備える吸着式ドライヤ(CDE 400 R、圧力下露点-40℃)と組み合わせて提供しました。

当社のサービス技術者は、レンタルした接続配管から粒子が混入するリスクを防止するため、2段式フィルタを既存の圧縮空気システムの接続部に直接取り付けました。

全面的な物流サポート

アトラスコプコレンタルは、レンタルの構成機器の積み込み、積み下ろし、配管と配線など、開始から終了までの物流プロセスをすべて担当しました。当社のサービスチームは、試運転時に独自の要件に対処しました。現地ではケーブルの敷設が非常に困難で、低電圧の主配電盤に電源接続するには120 m以上のケーブルが必要でした。配送トラックの邪魔にならないよう、ケーブルは一部、伸縮式リフトプラットフォームを用いて管路橋を通しました。さらに、お客様側で用意されたケーブルトレイで、壁の開口部と高床の下にケーブルを通しました。

見積の作成、技術的課題の検討、納入、設置、試運転、レンタルシステムの運転支援など、レンタルプロセスを完璧に遂行することは、Dr. Willmar Schwabe GmbH & Co. KGの「圧縮空気供給設備の改修」プロジェクトを成功裡に実施するために重要な要件でした。

Sven Fluhrer , 国内の産業エンジニアリング

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューション、発電機、ポンプ、電動ツールと設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2017年のアトラスコプコ(エピロックABを除く)の総売上は860億スウェーデンクローネ(90億ユーロ)、従業員数は約34,000名です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの電力技術事業エリアの一部門です。世界各地のあらゆる産業分野のお客様に、エア、電源、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部はベルギーにあります。