IGS Europe社が、滑らかな表面処理と微粉炭焚きボイラの被覆に100%オイルフリーの乾燥した空気を選択
2019/03/06
HVTS（高速溶射）被覆塗布工程には、高圧のオイルフリーエアが必要です。
アトラスコプコレンタルルーマニア - IGS Europeプロジェクト
チェコに本社を置くIGS Europe社は、多くの国でアトラスコプコレンタルを利用されているお客様です。
発電所の微粉炭焚きボイラの多くには、極めて信頼性の高い、浸食/腐食保護システムが必要です。IGS Europe社は、ボイラの定期停止時に浸食を防ぐため、現場で保護用被覆を塗布しています。最初の段階で、IGS社はグリッドブラストにより炉壁を適切に前処理して、次段階の高合金材による被覆に備えます。
IGS社ではオイルフリーエアコンプレッサとドライヤを1～30日間ほど頻繁にレンタルし、ヨーロッパで短期プロジェクトを実施しています。
IGS社は、革新的な表面保護ソリューションを実現する企業で、最新の高速溶射保護被覆を提供しています。HVTS被覆工程の前段階として、通常グリッドブラストにより炉壁を洗浄して、塩類や不純物を除去します。グリッドブラスト工程では、高圧エアと研磨剤の混合をブラストノズルと「ショット」で吹き付け、炉壁を洗浄します。除去する材質、生産率、目標の仕上げ度に応じて、微細な鋼球、炭化ケイ素粒、サンド、ソーダ、CO2などのショットを使います。一例を挙げると、アトラスコプコレンタルメキシコでは有名な記念碑の慎重な復元作業のため、アイスブラスト用にオイルフリーエアコンプレッサの貸し出しを行いました。ボイラのホッパーのグリッドブラストには、アルミナグリッドとオイルフリーエアを使って炉壁から酸化膜やさびを除去します。この工程では、以下の2つの重要な成功要因により最適な成果を実現しました。
- 吹き付け工程では、適切な空気圧と流量が最も重要な要因です。
- オイルフリーエアは純度が高いため、この工程に不可欠です。炉壁やIGS社専有の耐腐食合金をオイルで汚染しないため（ごく少量のオイルが存在したとしても）、後続のHVTS工程を円滑に実施できるようになります。オイルによる汚染があると炉壁の被覆強度に悪影響が生じ、長期的に性能が損なわれるおそれがあります。
アトラスコプコレンタルより提供される高品質エアは、当社のHVTS塗布工程に重要かつ不可欠です。サービス技術者には24時間いつでも連絡でき、設備の設置や廃止に全面的な支援を受けることができます。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
- アトラスコプコレンタルヨーロッパ、マーケティングマネジャー、インゲ・クラニンクス
inge.craninckx@be.atlascopco.com
すばらしいアイデアが革新を加速します。1873年以来、アトラスコプコでは産業分野のアイデアを活かして、ビジネスクリティカルなメリットを生み出してきました。お客様の声に耳を傾け、ニーズを的確に把握することにより、価値を提供し、将来を見据えた革新を実現します。アトラスコプコの本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。従業員数は約37,000名です。2018年の収益は950億スウェーデンクローネ（90億ユーロ）です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。
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IGS Europe社は、Integrated Global Services（IGS）社の子会社です。PC、バイオマス、WtEボイラ、石油ガス加圧容器、放射率コーティングなどの現場保護で35年以上の実績があります。詳細は、integratedglobal.comをご覧ください