細心の注意を要するLNGタンクの圧力試験には一定以上の空気品質が求められます

2018/06/01

ヨーテボリのMAN Diesel & Turbo Sverige AB社が採用した安全で環境にやさしいオイルフリーエアソリューション  

2016年と2017年に、アトラスコプコレンタルヨーロッパは、ヨーテボリのMAN Diesel and Turbo Sverige AB社をサポートし、複数のLNGタンクの圧力試験用にオイルフリーエアソリューションを提供しました。限られた時間と高い空気品質要件が求められるため、プロジェクトを成功裡に完了するには、ほんの些細なことも重要です。2016年後半、アトラスコプコレンタルフィンランドは、フィンランドの造船所で船舶用LNGタンク2個の圧力試験を実施する依頼をMAN DIESEL & TURBO Sverige AB社から初めて受けました。アトラスコプコレンタルは、300 m³タンク2個の10 bar圧力試験用の、PTS1600とCD47ドライヤで構成されるソリューションを無事に設置しました。その1年後の2017年9月、アトラスコプコレンタルは、スウェーデン、ヨーテボリの生産施設にあるLNGタンク1 + 5個(150および175 m³ユニット)の最終圧力試験を実施する新たな依頼を受けました。各試験は6週間おきに計画する必要がありました。今回の試験手順は新しいタンク用であるため、フィンランドで2016年に実施した試験とは若干異なり、0.5 barから段階的に圧力を高めて、最終的に15 barの圧力までテストする必要がありました。

厳しい空気品質要件

MAN Diesel and Turbo Sverige AB社_アトラスコプコレンタル_LNGタンクの圧力試験
この試験を実施するため、アトラスコプコレンタルは100%オイルフリーのPNS1250ディーゼル駆動高圧ポータブルコンプレッサにCD47吸着式ドライヤを組み合わせて提供しました。これにより、最大16 bar(e)の圧力に対応します。それでも、考慮しなければならない重要な側面がいくつかありました。
  • 時間:圧力試験は、できるだけ早く、約3時間で完了する必要がありました。
  • 空気品質:LNGタンクのベッセルと配管内部を洗浄するため、100%オイルフリーの空気が求められました。
  • 乾燥エア:タンクアセンブリ内に残留する水分を完全に乾かすため、100%オイルフリーエアを最大限乾燥する必要があります(露点-40℃以下)。

初回の試験後、いくつかのパラメータを最適化して、プロセスをさらに円滑化し、お客様のニーズに完全に対応しました。

アトラスコプコレンタルは、当社の事業を最大限まで支援してくれました。提供されたソリューションにはとても満足しています。機器はすべて期日どおりに納品され、豊富な製品知識を持つ専門家により設置されました。アトラスコプコレンタルは、信頼し、頼れる協力的なパートナーです。

Bengt Fredriksson , MAN Diesel &Turbo Sverige AB社品質管理エンジニア

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

アトラスコプコは、持続可能な生産ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動ツールと設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2017年度のアトラスコプコの収益は1160億スウェーデンクローネ(120億ユーロ)、従業員数は約47000名です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。 スペシャリティレンタルは、アトラスコプコのパワーテクニーク事業エリアの一部門です。世界中のあらゆる産業分野のお客様に、エア、電源、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。スペシャリティレンタルサービスは、複数のブランド名で提供されており、事業部門の本部はベルギーにあります。