オーストラリアの掘削請負業者が機械を採鉱用途に試験運用

2018/09/10

アトラスコプコレンタルオセアニアは、今年初めに4台のDrillAir Y1260を導入してレンタル用機械の品揃えを拡充しました。DrillAir Y1260は、掘削用に設計された汎用性の高いポータブルエアコンプレッサです。先日、Egan Drilling社が西オーストラリア州のリチウム鉱山でこの機械を過酷な用途に試験運用しました。

Egan Drilling(オーストラリア)
Egan Drilling社は、西オーストラリア州パース近郊に本社を置く掘削請負業者です。リバースサーキュレーションおよび水井戸さく孔に関するあらゆる分野を専門としています。西オーストラリア州全域で採掘リグを展開する同社は、効率性と有効性に優れた企業として業界で広く知られる存在です。同社の採掘リグはオンボードコンプレッサおよびブースターの両方を完備しているものの、用途によっては高流量が求められ、シングルコンプレッサでは対応できません。それに対応できるのが、アトラスコプコレンタルの移動式高圧コンプレッサです。こうした用途が、西オーストラリア州のリチウム鉱山で先日発生しました。このプロジェクトでは、鉱山の拡張の可否を判断するために、深さ500メートルの位置から掘削サンプルを大量に取得する必要がありました。プロジェクトを最大限効率的に進められるように、Egan Drilling社はアトラスコプコレンタルを利用して流量を確保することにしました。弊社セールスエンジニアは、このプロジェクトに最適な機械として新製品のDrillAir Y1260を提案しました。一般的な高圧/高流量コンプレッサの最大運転圧力は25 barですが、Y1260は流量1,300 CFM、圧力35 barまで対応可能です。さらに、アトラスコプコの新しいDrillAirXpert技術により、制御パネルから流量と圧力を完全に制御できるため、掘削速度が最大30%向上するだけでなく、コンプレッサの制御が容易になります。Egan Drilling社は、すでに多用していたオンボードコンプレッサと弊社のY1260を連携させて合計流量2,500 CFM、圧力30 barを達成し、これをブースターに供給して最終的には69 barの圧力を達成しました。さらに、リバースサーキュレーション掘削手法を用いることで、必要なサンプルを抽出できました。プロジェクトを効率的かつ徹底的に完了することに成功したのです。

レンタルしたアトラスコプコのXRYS 1260は新品でした。すぐにピルバラの現場に投入しました。プロジェクトの全期間を通じて途切れることなく動き続け、高温でほこりっぽい北西部の気候においても常時稼働していました。圧力などの設定は非常に簡単でした。早くも次の掘削プロジェクトでも使用することに決めました。

David Minutillo , Egan Drilling社オペレーションマネジャー

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューション、発電機、ポンプ、電動ツールと設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2017年のアトラスコプコ(エピロックABを除く)の総売上は860億スウェーデンクローネ(90億ユーロ)、従業員数は約34,000名です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの電力技術事業エリアの一部門です。世界各地のあらゆる産業分野のお客様に、エア、電源、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部はベルギーにあります。