アトラスコプコレンタルから救いの手 – オーストラリアの町で水不足の緊急事態に掘削用空気を提供

2019/11/20

オーストラリアニューサウスウェールズ州にある人口4,066人の町、テンターフィールドは、クリスマスまでに水がなくなる危機に襲われました。1人1日あたり平均340リットルの水を消費するペースが続けば、水が枯渇する可能性は十分でした。町は通常はダムから水が安定的に供給されていますが、夏のひどい干ばつと山火事で2019年の秋に危機的な水不足に見舞われました。

この緊急事態にテンターフィールドの町議会はWater Resources Drillingに対策を依頼しました。同社は高圧のアルトワ式井戸や町の大型井戸の掘削と修復を専門とする業者です。

掘削穴の岩屑をきれいに除去

Water Resources Drillingに与えられた任務は代わりとなる水源を探して見つけることでした。クリスマスまでわずか126日と期限が限られ、非常に頑強な花崗岩地帯を掘削しなければなりません。試験的に150メートルの深さまで掘った結果、穴に岩屑を残さずに堀り進めるためさらに空気圧を増す必要がありました。このために選ばれたのがアトラスコプコレンタルでした。

DrillAir Y1260 – 高速掘削のためのあらゆる機能を搭載した特殊エアコンプレッサ

提供されたDrillAir Y1260はディーゼル駆動式のオイルインジェクションエアコンプレッサです。圧力範囲が15~35 bar(304.5~507.6 PSI)で、あらゆる高圧掘削作業に対応します。強固なフレームと最高品質の部品、優れた燃費性能が特徴のDrillAir Y1260は、最大35 barの圧力を必要とするあらゆる掘削プロジェクトで利用できます。

任務の達成

「Y1260で供給する空気の量が増したおかげで、テンターフィールドの花崗岩地帯でさく孔速度が30%上がりました」とWater Resources Drillingの掘削事業部長、Mick Wilson氏は言います。「テンターフィールドのプロジェクトでは9インチの穴を掘削しなければならないのに、旧式のXRVS 965では90~100メートルの深さで掘削が困難になりました。しかしY1260ではまったく問題なく、この緊急事態のあらゆる課題に対応することができました。」テンターフィールドの町にとって掘り当てたのは「金の水」でしたが、価値はそれ以上のものでした。何しろ金は飲むわけにいきませんので。

アトラスコプコレンタルのY1260がもたらした付加価値:

  • 24時間365日体制のサポート、お客様の機器を24時間無休で監視。
  • Stage V排出ガス基準に適合したDrillAirは、環境に配慮したプロジェクトに最適。
  • 小さな設置面積:フレーム長さが4.1メートルのコンプレッサはリグと一緒に1台のトラックで運搬が可能。
  • 圧力30~35 barで掘削できるので時間あたりの掘削距離が大きく、メートルあたりのコストが少ない。
このプロジェクトで活躍した機器のようすをSeven Newsチャネルでご覧いただけます。

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

  • アトラスコプコスペシャルティレンタル部門、コミュニケーションマネジャー、Olivia Gambin

1873年以来、アトラスコプコでは産業分野のアイデアを活かして、ビジネスクリティカルなメリットを生み出してきました。お客様の声に耳を傾け、ニーズを的確に把握することにより、価値を提供し、将来を見据えた革新を実現します。すばらしいアイデアが持続可能な発展を推進します。アトラスコプコスペシャリティレンタルはお客様と協力して、最先端のエア、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。当社の熟練した担当者たちは、用途や機器に関する豊富な知識を持ち、お客様のニーズを把握し、緊急停止時にも計画停止時にも、幅広い業界においてトータルソリューションを提供いたします。スペシャリティレンタルはパワーテクニーク事業エリアの1部門で、本社はベルギーのブームにあります。我々は世界各地で複数のブランドを有し、スペシャルなレンタルソリューションを提供しています。