きれいな空気のニーズをサポート — 規制への適合を見据えながら

2019/12/05

南カリフォルニアにある大手企業の精油施設が窒素生成のためにオイルフリーエアを必要とし、コンプレッサソリューションが運用要求を満足しながら厳しい大気質規制にも適合しなければならなかったときに、アトラスコプコレンタルには、すべての確認を終えて準備が整った、信頼性の高い電動モデルがありました。

カリフォルニア州サンタ・バーバラの西約15 kmの太平洋沿岸の都市ゴーリタにあるその企業の精油施設は、付近の沖合にある石油施設からパイプラインを経由して石油を受け取り、水分を分離する業務を担っています。2017年に発生した沖合のプラットフォームでの石油漏洩の際は、パイプラインが遮断され、陸上の施設では、現場の燃料貯蔵タンクの不活性化のために窒素を安定供給する必要がありました。

その施設の現場には窒素発生装置があったものの、窒素の分離プロセス用に150 psiに加圧されたオイルフリーエアが必要でした。また、地域の大気の質を規制する厳しい法律があるため、ディーゼル駆動型のコンプレッサは選択できません。さらには、厳しい規制により、取得に長期間を要する特別な許可を得ない限り、外部の技術者は現場での作業を許可されないため、施設のニーズは複雑になっていました。

このとき、当社の手元にあり、提供の準備が整っていたのは、Atlas Copco PTSE 1050 100%オイルフリースクリュコンプレッサです。排出ガスを最小限に抑え、ISO 8573-1のクラス0 のオイルフリーエアを供給するこのユニットは、ニーズにぴったりのものです。また、当社は返却されてくる多くのレンタル用ユニットを保有し、コンプレッサを交換用ユニットにいつでも容易に切り替えることができるため、ダウンタイムなく、現場から離れた所でメンテナンスが可能です。これにより、外部技術者に関する精油施設の規制の問題も回避可能となります。

お客様はディーゼル駆動型のモデルを使用できず、150 psiのオイルフリーエアを必要としていたので、PTSE 1050は利用できる電動モデルの中で最高のものでした。このモデルは149 psiで加圧を停止し、143 psiで加圧を再開するのです」カリフォルニア州にあるアトラスコプコレンタルのサンタ・アナ支店でエリア担当セールスマネジャーを務めるリッチ・ウェストはこう語ります。「事実、私はPTSE 1050が、1,000 cfmを超える流量で最高の圧力を発揮する市販の電動モデルであると考えています。お客様は、この装置の能力や信頼性の高さにとても満足されています

現場にPTSE 1050を設置して施設内で稼働させているため、この精油施設は、貯蔵タンクの不活性化に必要な窒素をコスト効率良く生成し、パイプライン遮断後の再開に必要な再認証の準備を進めることができています。一時的な圧縮エアの供給に関する重要なニーズが発生したとき、当社には準備が整ったソリューションがあり、必要とされるコンプレッサ技術、つまりPTSE 1050 100%オイルフリースクリュコンプレッサを直ちに提供することができたのです。

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

1873年以来、アトラスコプコでは産業分野のアイデアを活かして、ビジネスクリティカルなメリットを生み出してきました。お客様の声に耳を傾け、ニーズを的確に把握することにより、価値を提供し、将来を見据えた革新を実現します。すばらしいアイデアが持続可能な発展を推進します。アトラスコプコスペシャリティレンタルはお客様と協力して、最先端のエア、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。当社の熟練した担当者たちは、用途や機器に関する豊富な知識を持ち、お客様のニーズを把握し、緊急停止時にも計画停止時にも、幅広い業界においてトータルソリューションを提供いたします。スペシャリティレンタルはパワーテクニーク事業エリアの1部門で、本社はベルギーのブームにあります。我々は世界各地で複数のブランドを有し、スペシャルなレンタルソリューションを提供しています。