液体窒素サプライヤでの火災により供給停止の事態に。アトラスコプコレンタル北米が現地の家庭用品メーカーに窒素を供給して支援
2019/06/03
大手の空気分離工場で火災が発生し、液体窒素の主要供給源が突如ストップ。単一拠点として世界最大かつ最速規模のエアロゾルメーカーは、生産の完全停止という危機に瀕しました。経済的損失を最小限に抑えて製造を継続するため、同社が利用したのがアトラスコプコレンタルの可搬型窒素発生装置レンタルソリューションです。
時間との戦い
同エリアで突然窒素不足になってしまったため、同社に残された窒素供給量は4日分しかありませんでした。空気分離工場の予定使用不能期間は6週間です。
別の州から液体窒素を大量調達するという選択肢もありましたが、物流面で困難なことが判明したため、非効率かつコストのかかるこの解決策は断念。代わりに、アトラスコプコレンタルにこの緊急課題の解決を打診しました。
そこでアトラスコプコレンタルは、オイルフリーポータブルディーゼルエアコンプレッサPNS 1250と窒素発生装置NGM 1100を同社に提供しました。窒素発生装置が空気から窒素を抽出するので、液体窒素の大量供給に頼らなくても生産工程を継続できます。
エリア担当セールスマネジャーのジョン・マックロスキーは次のように説明します。「プラントには製造4日分の窒素しか残っておらず、早急に機器を調達する必要がありました。現地の各チームがうまく連携してくれたおかげで、必要な機器すべてをそろえることができ、貴重な時間を無駄にすることなく、スケジュールに遅れが生じることはありませんでした」
現地に機器が到着すると、アトラスコプコレンタルが設置と立ち上げをサポートしました。また、トータルソリューションの一貫として、技術者を現地に派遣し、窒素発生装置の使用方法を同社の従業員に指導しました。
財政危機を回避
同社は、アトラスコプコのポータブル窒素発生装置とコンプレッサを使って、生産工程を継続することができました。この短期間レンタルソリューションによって、施設の完全停止が回避されたのです。仮に完全停止していたら、1週間で数百万ドルもの損失が発生するところでした。
アトラスコプコの100%オイルフリーポータブルディーゼルコンプレッサPNS 1250とNGM 1100メンブレン窒素発生装置は、想定外だったこの窒素不足に対する完璧な短期ソリューションでした。アトラスコプコの実践的アプローチを同社に高く評価していただきました。他のエリアの事業で同様の窒素不足が発生した際もアトラスコプコのソリューションを利用できるようにサポートしたことに満足していただきました。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
- アトラスコプコスペシャリティレンタル、部門コミュニケーションマネジャー、オリビア・ギャンビン olivia.gambin@atlascopco.com
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