アトラスコプコレンタルがコロンビアの火力発電所のボイラメンテナンスにおいて、100%オイルフリーエアの導入をサポートします。

2019/11/04

どんな設備も長期間使用した後には、メンテナンスや洗浄が必要になります。火力発電所で使用されるボイラも例外ではありません。どのボイラにも必ず必要な作業ですが、いくつかの特別な要件を伴います。

従来は、洗浄液を使用してボイラに薬品を塗布していましたが、この方法には様々な副次的影響があります。そのうちの一つが、薬品の残渣を除去し、環境汚染を避けるために適切に処理することですが、これには高い費用がかかります。

今日の最新式洗浄ソリューションは、ドライアイスを高圧、高速で使用する方法です。

この種のプロセスには、100%オイルフリーエアが必要となります。これはまさに、アトラスコプコレンタルがそのエキスパートとして認められている分野です。コロンビアのバジェデルカウカ県にある火力発電所がボイラの洗浄を必要とした際に、同発電所はそうしたサービスを行っている専門の会社を探し、米国のある企業を見つけました。選ばれたその米国企業は、求められる品質のエアを供給するために必要なコンプレッサを所有していなかったため、それを本社から取り寄せることを提案しました。ところが、プロジェクトの全体コストに大きく影響するため、その解決策は利用できないことが判明したのです。その企業は現地のコンプレッササプライヤを見つけることもできませんでした。そこで火力発電所の経営陣は、ペルーのアトラスコプコレンタルに問い合わせる決定をしました。当社のペルーチームは、利用できる機器を持ち合わせていませんでしたが、直ちに解決策を見つけました。チームはブラジルのアトラスコプコレンタルに連絡し、必要な機器をすぐに取り寄せました。コンプレッサはブラジルから直接ペルーへ送られ、テストされた後に、コロンビアへの輸送準備が行われました。

提供されたソリューション

このプロジェクトのために、チームはPNS 1250コンプレッサを使用して、1100 cfmの100%オイルフリーエアを24 barで供給しました。これは、このボイラ洗浄プロセスを実施するうえでの理想的な条件です。

現場での試運転と技術サポート

これはプロジェクトのもう1つの重要な側面であるため、立会人が必要でした。アトラスコプコレンタルペルーのチームは、コロンビアのある企業と連絡を取りました。そのオーナーは、かつてアトラスコプコの技術者でした。このオーナーの豊富な経験と技能のおかげでチームは機器を問題なく扱い、エンドユーザーをサポートして、任務を果たすことができました。関わったチームの献身的な取り組み、尽力、そして行き届いた手配のおかげで、プロジェクトは問題なく予定どおりに終了しました。このプロジェクトは、まさに私たちが提供するサービスを集約しています。私たちは、空気、窒素、電力、蒸気そして流体についての一時的な要望にお応えするトータルソリューションエキスパートです。いつ、いかなる場所でもお客様のご要望にお応えします。

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

1873年以来、アトラスコプコでは産業分野のアイデアを活かして、ビジネスクリティカルなメリットを生み出してきました。お客様の声に耳を傾け、ニーズを的確に把握することにより、価値を提供し、将来を見据えた革新を実現します。すばらしいアイデアが持続可能な発展を推進します。アトラスコプコスペシャリティレンタルはお客様と協力して、最先端のエア、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。当社の熟練した担当者たちは、用途や機器に関する豊富な知識を持ち、お客様のニーズを把握し、緊急停止時にも計画停止時にも、幅広い業界においてトータルソリューションを提供いたします。スペシャリティレンタルはパワーテクニーク事業エリアの1部門で、本社はベルギーのブームにあります。我々は世界各地で複数のブランドを有し、スペシャルなレンタルソリューションを提供しています。