アトラスコプコLindeプロジェクト…現場での窒素生成用のカスタマイズレンタルソリューション
2016年8月5日、ベルギー、アントワープ:パドゥアーにおいてLinde Engineering India社が行う、空洞を安全に不活性化させることをプロジェクト要件とする原油空洞プロジェクトで、供給空気とアクセサリを含むアトラスコプコ窒素設備がレンタルされました。
原油は、自然災害や他の予期しないできごとなどの非常事態にも、供給が途絶することなく利用できる必要があります。このため、余剰原油を長期間保存して非常事態にのみ使用できるように、インドに3つの大きな貯蓄用空洞が設けられてきました。パドゥアーには、このような空洞の1つが原油の貯蓄用に設けられています。この困難なプロジェクトに対処したLinde Engineering India社にとって、レンタルはその下請け技術の重要な部分でした。Linde Engineering社は、空洞内への原油注入を開始する前に、これらの空洞を不活性化して可燃混合気が発生しないようにするために、現場では窒素が7,000トン必要になっていました。窒素設備を購入するコストと、タンカーで液体窒素を調達するコストを見積もり、必然的に伴う貯蔵在庫とメンテナンスのコストを負担しきれなくなることが結論づけられました。アトラスコプコが提案したトータルレンタルソリューションでは、設計、設置、供給、輸送、操作、およびメンテナンスを含むスタマイズパッケージを低コストで所有できました。Linde Engineering社はアトラスコプコの窒素生成システムを7か月以上レンタルして、空洞を不活性化し、酸素レベルを5%まで低下させることにしました。アトラスコプコレンタルチームは、3台のPSAユニットと、これらのPSAに空気を供給する5台のコンプレッサのほかに、ドライヤ、配分システム、その他の関連アクセサリから成る現場での窒素生成ソリューションを構築しました。この7か月の設置を管理するために、このユニットの操作およびメンテナンスについて独特の予防メンテナンススケジュールが、トレーニングを受けたアトラスコプコチームと一緒に設計されました。Linde Engineering India社のプロジェクト実行担当副部長であるArpan Shrivastava氏は、「アトラスコプコの装置をいったん始動したあとは、作業が完了するまでオフにすることはありませんでした。機械は操作全般にわたって稼働していました。アトラスコプコチームの努力の賜です」と述べています。さらに現場でのプロジェクト処理を高く評価し、「いったん注文が入ると、セールスチーム、プロジェクトマネジャー、エンジニアリングおよび操作チーム、さらにメンテナンスを扱うチームの間で適切なやり取りがなされていました」と述べています。さらに、「アトラスコプコレンタルの装置は十分にメンテナンスされており、必要な設置時間も短く、すぐに運転を開始できます。発注時に約束されたものはすべて守られています」と加えます。最も重要なことですが、このような十分に管理されたエンドツーエンドのソリューションでは、95%の純度で3000 nm3の窒素というプロジェクト供給仕様は、96.5%の純度で3000 nm3の窒素で満たされる基準を超えていました。Arpan Shrivastava氏がアトラスコプコレンタルの装置を気に入っていることは、「アトラスコプコは、信頼できる装置と責任感および理解力の高いチームを持った信頼できる企業です」という言葉にはっきりと表れています。
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アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動工具とアセンブリシステムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、エルゴノミクスを重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2015年のアトラスコプコの総売上は1,020億スウェーデンクローネ(110億ユーロ)に達し、従業員は43,000名を超えています。スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの建設機械事業エリアの一部門です。世界各地の産業分野の顧客に、エアコンプレッサおよび電源用発電機のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部は、米国ヒューストンにあります。詳細は、弊社Webサイト(www.atlascopcorental.com)をご覧ください。