APTSとアトラスコプコレンタルがウィートストーンLNGプロジェクトで一致協力
2016/04/20
ベルギー・アントワープ、2016年4月20日:ウィートストーンLNGプロジェクトは、西オーストラリアのオンズローから12 km西にあるアシュバートンノースで建設中です。このプロジェクトは、液化天然ガス生産トレイン2基、州内ガス(DOMGAS)処理プラント、コンデンセート処理施設と付属施設、生産物貯蔵施設、生産物積み込み施設(PLF)、資材出荷施設(MOF)およびその他のインフラで構成されます。
原料ガスは、西オーストラリアの北西岸沖のカーナーヴォン海盆にあるガス田から供給されます。ここでは、コンデンセートも生産されます。供給されたガスは処理プラットフォームで処理され、アシュバートンノースまで海底パイプラインで送られます。ウィートストーンプロジェクトでは初期生産量として、年間890万トンのLNGを生産します。
高い信頼性を維持して、高品質の機器を提供すべく長年取り組んできたアトラスコプコは、APTSにとって優先的なサプライヤーです。私たちの重要価値と道義的行為の相乗効果はAPTSにとって重要で、おかげで両社のチームはお互いに建設的に協力し合って、オーストラリア産業界の重要プロジェクトを実現できたのです。
APTSは、LNG積み込み施設に接続するすべてのパイプライン、1.4 kmの突堤、および関連パイプラックの試験を担当します。この範囲内で数多くの大規模空気圧試験が行われ、最大規模のものでは総量1,204.31 m3(周囲空気)が34 barの圧力で試験されます。これには40,947 m3(1,446,030 scfm)の圧力が必要でした。
オーストラリアのアトラスコプコレンタルはこれまでもさまざまなプロジェクトでAPTSと協力してきましたが、突堤プロジェクトに合わせたパッケージを開発すべく、エンジニアリングチームと検討を開始しました。このプロジェクトの範囲では、可能な限り大量の圧縮空気を- 40度のPDPと34 barで供給する必要があります。これを達成するため、西オーストラリアで有効なレンタル保有機器を活用し、34 barに調整した2基のスプレッドで、共有ヘッダに対応しました。
高圧給油式ディーゼルコンプレッサXRVS 1250、XRVS 1350、XRVS 1000と、SD 180乾燥ドライヤ、7Tブースタ、B4ブースタ、フィルタパック、ブルホース、圧力調整器が供給されました。このプロジェクトの範囲では、カラーサから2名のオペレータを常駐で派遣して、現場での稼働開始、2基のスプレッドの試験中の連続運転、撤去が行われました。すべての機器には圧力バルブ、圧力ベッセル、消火システム、ホースが付属し、これらには西オーストラリアの厳しい現場規制に適合するための認定と登録も実施されました。
すべての圧縮空気には、ISO 8753.1純度クラス1への適合が要求されます。APTSのクライアントは厳しいテストスケジュールを立てており、プロジェクトのマイルストーン達成には、機器を24時間、高い信頼性で連続運転する必要がありました。アトラスコプコレンタルをこのプロジェクトのパートナーとして活用したことにより、APTSは安心して、クライアントの期待に応えることができました。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
- アトラスコプコスペシャルティレンタルのコミュニケーションマネジャー、Olivia Gambin 電話番号:+32 3 750 82 87 メールアドレス:olivia.gambin@be.atlascopco.com
アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動工具とアセンブリシステムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、エルゴノミクスを重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2015年のアトラスコプコの総売上は1,020億スウェーデンクローネ(110億ユーロ)に達し、従業員は43,000名を超えています。
スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの建設機械事業エリアの一部門です。世界各地の産業分野の顧客に、エアコンプレッサ、窒素、蒸気および電源用発電機のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部は、米国ヒューストンにあります。