Saint Louis Sucre社、アトラスコプコの蒸気ソリューションで甜菜糖生産を確保

2019/04/10

昨年11月に製糖業者のSaint Louis Sucre社で技術的問題が発生した際、アトラスコプコレンタルがすばやく支援しました。容量12トン/時の煙管ボイラ4台と配管を含むソリューションにより、お客様の需要に対応することができました。経験豊富なアトラスコプコレンタルチームがすばやく対応したため、生産を短時間のうちに再開できました。

甜菜糖生産は時季の限られる仕事で、甜菜の収穫量に左右されます。生産は通常9月に開始し、翌年の1月か2月まで続きます。Saint Louis Sucre社のエトレパニー工場(フランス、ノルマンディ地方)には、1,000以上の甜菜農家から原材料が納入されます。生産時期には、1日500台のトラックで工場に甜菜が搬入されます。収穫期に、エトレパニーの製糖工場で技術的問題が発生しました。水管ボイラ2台のうち1台に不測の故障が発生し、修理が必要になったのです。Saint Louis Sucre社は、生産を継続するため問題を迅速に解決する必要がありました。

45トン/時の最大流量で25 barg

アトラスコプコレンタルは、Saint Louis Sucre社の緊急要請にすぐに対応しました。最大の課題は、45トン/時の蒸気容量を複数のボイラより供給して、最大圧力25 bargを達成しながら蒸気配管径を最小限に抑えることでした。

煙管ボイラによる蒸気ネットワーク構成

アトラスコプコレンタルは、容量12トン/時の煙管ボイラ4台で圧力25 bargを供給する構成を提案しました。さらに、既製の蒸気/ガス用の断熱配管も併せて納入しました。このソリューションを導入し、Saint Louis Sucre社とアトラスコプコレンタル両社のチームが協力的に取り組んだため、数百メートルの蒸気およびガスネットワークの構築を数時間で完成させ、流量と圧力の需要を確実に満たすことができました。

わずか5日で稼働

アトラスコプコレンタルの支援により、ダウンタイムを最小限に抑えることができました。経験豊富な機械技師4名と監督1名のチームが効率よく作業し、煙管ボイラ4台の組立を短時間で完了しました。アトラスコプコレンタルは、蒸気ボイラの分野で高いレベルの専門知識を蓄積しています。その一部には、昨年買収したフランスの蒸気ボイラ企業Location Thermique Service(LTS)が貢献しています。

当社の迅速な対応により、機器の納入後わずか5営業日で工場を再稼働できました

Benjamin Dalla-Costa , コマーシャルマネジャー

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

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