アトラスコプコレンタルが鉄鋼プラントのボイラーの長期的な可用性と安全な運転をサポート

2017/04/05

ブラジル、2017年4月5日:鉄鋼業界のある大手企業は、既存のエアコンプレッサがボイラーに必要な圧力を供給できないという問題に直面したときに、問題を解決すべく、アトラスコプコレンタルに連絡しました。

ボイラーを100%の効率で安全を確保し運転を行うには注意と緻密な制御が求められます。運用コストを抑えると同時に、長期にわたり安定稼動させることが求められます。

ボイラーの性能を発揮する上で障害となるものの一つが、ソート・ブロワーです。

この装置はボイラー内部の燃焼側近くに取り付けられており、燃料燃焼時に生じた煤が詰まらないよう配管部を清掃するため適正な圧力の圧縮空気を安定して供給するものです。燃焼時に生じるガスによる爆発を防ぎ、ボイラーを高い稼働率で運用するには、このクリーニングは日々欠かせないものです。

ブラジルのある大手鉄鋼メーカーは、既存のエアコンプレッサの圧力に問題があることに気付き、アトラスコプコレンタルにすぐに連絡しました。

この工程で求められる圧力の約半分の4barの圧縮空気しか供給できておらず、ボイラー内部で生じる負圧に打ち勝つには不十分な状態にあることが直ぐに明らかになりました。このことが原因で煤の蓄積をまねき、ボイラーや製造ラインの装置類に損傷を与える可能性が高まっていました。またシステムの仕様圧力について記載した文書がなかったことも、解決策を見つけることを困難にしていた一因でした。

初めてのミーティングで用途を話し合った後、すぐに私共のエンジニアはお客様の緊急性にマッチした解決策を提案することができました。

この解決策は、ソート・ブロワー入口に極力近い位置にエアコンプレッサを設置し、設備の能力を評価するために徐々に圧縮空気の圧力を上昇させると同時に配管や周辺設備を保護するというものでした。この作業のために我々は最高24barの圧縮空気を吐出できるPNS1250 オイルフリー・クラス “0” ポータブルエアコンプレッサを選定しました。

セールスエンジニアのラファエル・ソアレスは次のように説明しています。「お客様の用途とこれに伴う危険を理解することがとても重要です。そうすれば、最適なソリューションを提案することができます」

コマーシャルマネジャーのリカルド・キャボットは、次のようにコメントしています。「圧縮空気規格に関する必要な情報をすべて共有することで示した弊社の専門知識と、お客様と協力して入念に設計したソリューションにより、レンタル期間中システムをクリーンかつ安全に維持するという期待通りの成果を達成しました」

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動工具と設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2016年のアトラスコプコの総売上は1,010億スウェーデンクローネ(110億ユーロ)、従業員数は約45,000名です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。

スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの建設機械事業エリアの一部門です。世界中の特定業種の顧客に、エアコンプレッサおよび電源用発電機のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部は、米国ヒューストンにあります。